カワセミのつぶやき
 
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夜間登山訓練-1

08年08月02日 土曜日

金曜日の晩から、LSと日本山岳耐久のコースの後半三分の一を下見に行ってきた。

この大会は午後一時にスタートなので、ちょうどこれぐらいの時刻に
このあたりを歩くようになるのではないかと考えたからである。

ワタクシは前半のコースは知らないが、三頭山からのコース後半の方が
アップダウンが激しく、手を使って登るような急なところがあるし、
からだも当然しんどくなってくるので、これを試走しておくことは
本番に必ず役立つことであろう。

さらに、夜間徹夜で山歩きをするのは久しぶり。
単独行はさすがにこの年齢でも(妻子もいるこの年齢だからこそ)コワい。
同じ大会に出るLSといっしょなら心強い。


奥多摩駅に着いたのは23時近く。
水を汲み、小河内ダムに向けて歩き出す。
氷川の町はお祭りが始まるのか、この時刻でも提灯に灯が入っていて
にぎやかである。

今回いちばん怖いのは、この深夜の青梅街道だろうと思っていた。
歩道の無い数ヶ所のトンネルのおっかなさは、こないだ奥多摩湖沿いに歩いたときに実感している。
何度もクルマやバスで通っているところであるが、徒歩は初めて。
多摩川の川の流れの音や、虫の声は心地よいのだが
週末のこの時刻となると、珍走団もどきが走っていてやかましい。
トンネルでも爆音を響かせるのでうるさいこと。
まあ交通量は少ないので、あまり危険を感ずることなくダムまでやってきた。

深夜、テロ対策その他で、堰堤上が通行禁止になるかもしれないと、そのときにはじめて思ったが、これは大丈夫であった。
ダムの向こう岸にぼんやりとした明かりが見えるので、なにかなと思った。
なんと小さな子供を二人連れた家族連れであった。
すでに日付けも変わった時刻である。いったいなんなんだろう?
気温もまだ19度ぐらいあるようだが、町から山に涼みに来たのだろうか。


ダムサイトの施設で最後の人工施設のところというか、明るいところで身支度をする。
スパッツを履き、脚半、手袋、ヘッドランプにハンドライト、蚊取り線香。
LSは電池式の蚊取り機をつけ、レキのストックをついている。
ワタクシはおにぎりを一個食べる。

1時1分。いよいよ登山開始。
二年前にこのふたりでこの同じ大ブナ尾根を登り、縦走路を三頭山へ歩いている。
かなり急で、滑りやすく、あまり一般的なコースではないことは知っている。
しかも今回は本当の深夜。慎重に歩を進める。
ヘッドランプでちょっと遠くを照らし(視野を広く持つため)、ハンドライトで足元を照らして安全を確認しながら歩く。
購入してまもないナショナルのランプは照度も広さも申し分ない。
単三電池が使え、しかも寿命が長いのも良い。ひと晩の夜間登山なら予備電池は必要ない。

コースは記憶にあるとはいえ、さすがにこの登りはしんどい。
深夜でも暑いし、霧もほんのりと出てきて、メガネが曇り視界が利かなくなる。
少々行くと、霧も無くなり歩きやすくなったが、これは課題だな。

50分でサス沢山。やはりここからの奥多摩湖は綺麗だ。
珍走団の音はずっと聞こえている。
景色を見、写真を撮ってすぐに歩き出す。
高度をかせぐのは同じなのだが、路面は少しは良くなるか。

たまに冗談でライトを消してみると、まったくの漆黒の闇となる。
クルマの爆音、ずっと聞こえているよく分からないキーキー音など
視覚がなくなるとよけいに聴覚が強くなる。

ただキツイ山歩きをするだけではなく、花を見たり虫を見たりする余裕は失わない。
カマドウマがイモムシを襲っているのは凄いものを見た気がした。


縦走路だろうな、と思われる稜線が近くに見えるようになってきて、ああ近づいたな、と思う。
と、惣岳山に到着。これも50分少々か。
二年前に昼間歩いたときよりも、早いかもしれない。
脚力がついたのもあるだろうが、奥多摩駅から歩いたのがよい暖気運転になったかもしれない。

ここで休憩。
いよいよ、日本山岳耐久のコース上となる。
道も良くなり歩きやすくなる。

まもなく御前山の山頂。3時15分。写真を撮る。写真はタイムスタンプ的に撮っている。
空を仰げば満天の星。天の川も良く見える。
暑いとはいえ、無風快晴で安全な登山をするには絶好な条件となっている。
いちばん怖かったのは青梅街道の交通事故と書いたが、その次はこのところ頻発している局地的な雷雨である。今日はこの心配が無い。

休むことなく縦走を続ける。鋸林道まで思ったより時間がかかる。
アップダウンが多く、夜だと慎重に足元に注意せざるを得ないためだが、
コースタイムをかなりオーバーしている。
LSのランプのともし火がだいぶ心もとなくなってきた。
スペア電池は当然あるのだが、あと一時間ぐらいだしということで、暗闇の中で
交換することも無い。本番ではスペアライトもあったほうが良いよと、言っておく。電池だけで無く、万が一岩にぶつけたとか、濡らしてしてしまったとかで故障させたら、その時点でリタイヤである。リタイヤするにも明るくなるまでその場にとどまっていなくてはならないというのも怖い。



8月2日(土)23:01 | コメント(0) | ダイアリー 08年 | 管理

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