| 笹尾根を駆ける-2 |
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| いよいよ日本山岳耐久のコースである。このあたりで26~7キロぐらいのところだろう。 すぐに丸山への登りであるが、巻き道を行かない。山頂にでて、笛吹峠への下り。このあたり、ちょっと人くさいがまったく登山客と遭遇しない。 やはり真夏にこんな低山を歩く物好きはいないのだろう。
笹尾根はところどころピークをいくことのあるものの、ほとんどがなだらかで脚にストレスのかかることが少ない。 ただ道は狭く、レースの前半ということを考えると、かなりごった返すのだろうなと思う。 「笹尾根」の名のとおり、笹薮を開いたような狭い道が多い。 始めは観察したりして歩いていたが、そのうちにストックをリズミカルに振り、走り出す。かなり快調に走ることができる。 気がついたら西原峠に出ていた。笛吹峠から一時間かかったかな、ぐらいの感じである。 ここは上野原側がよく見える。 すぐに槙寄山。
さらに快調に走り、気がつくとキツイ登りが始まっている。 1500mの三頭山に向かうのぼりだろう。
気になることがあり、ジェット機の音かなと思っていたが、(じっさいにジェット機はこのあたりを航路としている)どうもようすがヘン。 まだ午前中なのでカミナリの音がはっきりとして来た。 さらに上野原側を見ると完全に雲の中で視界がきかなくなっている。 やばいやばい。これまで快調にダブルストックで飛ばしてきたのに。 気がつけば、セミの鳴き声や鳥の声も聞こえなくなっている。 ちょっとヤバイ状況になっているようだ。
三頭山への登りがきつくなってくると、植生はブナ林となってくる。 そのうちに都民の森の標識が現れる。ハイキングコースに入ったか。 大沢山の標識のところにハイカーがひとり。 今回初めて観光客と遭遇した。
ちょっといって三頭山非難小屋。12時をちょっと過ぎたところだ。 空模様が怪しくなっていくので、ここで休憩して昼食とする。 登山者の方たちは手作り弁当を食べたり(ご夫婦連れ)、コンロでラーメンを煮て食べたりしている。ワタクシはあさコンビニで買ったパン。 カロリーメイトを走りながら食べるのに比べれば立派な食事である。
「ゴロゴロ」が近くで轟くようになってくるし、雨もついに落ちてきた。 折りたたみ傘をリュックから取り出す。 休憩中にブヨにやられたか、ふくらはぎと上に噛み跡があり、かなりかゆい。 20分ほどの休憩で、傘を差して山頂に向かう。 片手に傘なので、これまで調子よく来たダブルストックはシングルストックとなる。 キツイ登りでシングルはしんどいのと、なかなかリズムが取れない。 10分ほどで覚えのある三頭山頂にでる。十人ぐらいの方たちが雨宿りというか休憩をしていた。傘をさしている人が多い。 夏の低山では傘がいちばんの雨具である。風も無いのがよけいにそう感ずる。
三頭山はいくつかのピークを持つ山で、となりの峰にいくと人はいない。 いよいよ多摩川本流側に入った。 レースでは三頭山がほぼ中間の地点であるし、コース中の最高標高地点。
鞘口峠へ急で、狭い道を下る。傘を差しながらなので時間がかかるが、木の下道で、あまり濡れないので、この時点で傘をしまってしまえばよかったと後悔。 動物の声が聞こえるなと思ったら、犬を二匹つれた夫婦連れにすれ違った。 雨で暑い山に連れてこられて、犬も迷惑ではないのかな。
途中で何組かを抜くが、それでもコースタイム並みに時間がかかって、ようやく鞘口峠にたどり着く。こんなにかかったかなぁ。
ほとんどすべての登山者はここから数馬側に降りる。 ワタクシは奥多摩湖側に降りる予定で、どこまで進めるかな、と思っているのだが、鞘口峠から降りる道もある。ところがこれは歩道崩落につき通行止めとなっていた。 雨だけならまだしも、雷はさすがに怖いので、早く下に下りたほうが無難だなと思っていたのだが、風張峠に向かうことにする。 ここなら最悪自動車道を降りればよい。
二年前に通ったところで、鹿除けのネットとか、ドリーネの表示とかきちんと残っているが、カミナリに追われて、あまり余裕が無い。 自動車道路の見えるところにきたら、風張峠の標識。 山道を奥多摩湖に行く表示があったので、これを行く。
ところが斜面を行くこの道が崩れていて、かなり危険。ところどころ道を見失うところもあり、初心者ではまず無理の道になっている。 雨も強くなったら、この道を行くことは不可能だろう。 慎重に慎重にトラバースしていく。 しばらく降りると、落葉による腐葉土のたいへんに歩きやすい道となる。 ガンガン走って飛ばせる。柔らかいので下りで足首やひざを痛める心配も無い。 ダブルストックならさらに早かったことだろう。 ときどきまた崩れた斜面のところなど出てくるし、そういうときに限って雷が近くに聞こえる。
(続く)
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8月9日(土)23:01 | コメント(0) | ダイアリー 08年 | 管理
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